つかみやすい形状のものを、連続して設置。袖口などが引っかからないように、手すりの端部は壁方向に曲がっているものを使います。
手すりは切れ目がないように。
部屋と廊下・階段との間に明るさの差が少ないようにします。また照明器具は、高齢者にもメンテナンスしやすいものにします。
特に敷居や階段など、障害物や段差がわかりにくい部分には、足元灯を設置します。
各部屋との段差は、できるだけなくしましょう。また、滑りにくい材質のものを選びましょう。
通路幅は780ミリ以上を確保。杖や介助者に支えられての移動には800ミリ以上が必要になります。
身体のバランスが保ちやすいゆるやかな勾配に。万一、転落したときのことも考えて、直線階段よりも、踊り場のある階段にしておきましょう。さらに、奥行きがワイドな踏み板にすれば、勾配のゆるい階段が設計できます。
特に危険なポイントである階段は、堅固な手すりを左右両側に設置することが基本です。
段鼻の滑り止めは、踏み面とほぼ同一面で収めます。また、けこみ板は必ず設け、化粧額縁で段鼻が出ないようにします。
身体の症状が重度の場合や同一階での生活ができない場合には、ホームエレベーターの設置も考えます。また、すぐに設置する必要がない場合でも、将来のために、そのスペースは確保しておきましょう。